Wan 3.0でAI動画生成
AlibabaのWan 3.0は、アイデアと参照素材を動画にする生成モデルです。China AIではテキスト、画像、動画、音声に加え、資料やWebページを参照して、最大30秒・1080pのクリップを作れます。
Wan 3.0で作れる動画
動画制作の始まりは、完成したプロンプトとは限りません。商品資料、プレゼン、Webページ、画像など、すでにある素材を使いたいこともあります。Wan 3.0はそれらを参照しながら、テキストや画像からの動画生成を行えます。
| 機能 | China AIでの対応 |
|---|---|
| 長さ | 2〜30秒。参照動画と生成動画の合計は30秒まで |
| 解像度 | 480p、720p、1080p |
| 画像による制御 | 開始フレーム、開始・終了フレーム、または参照画像 |
| メディア参照 | 画像最大10枚、動画最大5本、音声最大5本 |
| 資料参照 | 1リクエストにつき資料1件またはWebページ1件 |
| 音声生成 | オン・オフ切り替え |
最初の構図には開始フレーム、伝える内容には商品資料というように、目的に合わせて素材を選びます。
このページの内容:資料・Web参照・画像から動画・長さの制限・モデル比較
資料やWebページを動画の参照素材にする
商品情報から動画の構成を作る
資料やWebページを用意し、対象者、伝えたい利点、映像の順番、終わり方を説明します。主題を一つに絞ると、情報が多すぎて話が散らばるのを避けられます。
PDFやPowerPointでは、使いたい章や考え方を指定します。会社紹介、仕様、複数商品のすべてを短い動画に詰めるより、一つの内容に集中しましょう。
Web参照には公開アクセスできるページを選びます。商品紹介、視覚的な要約、ページから着想したシーンなど、目的を明記してください。URLは文脈を提供し、演出は指示で決めます。
入力方法は一つを選ぶ
1回のリクエストで資料とWebページを両方使うことはできません。また、これらは開始・終了フレームと併用できません。冒頭の構図が最優先なら、フレーム入力を使います。
資料からの動画作成は創作的な再構成として扱います。名前、数値、商品細部、文字を原資料と照合し、正確な文言やブランド書体は必要に応じて編集で加えます。
開始・終了フレームで画像を動かす
商品写真、背景画像、作り込んだ開始画像を出発点にできます。すでに写っている物を列挙するより、加えたい動きを説明します。
最後を商品の接写や特定の視点で終えたいなら、終了フレームを指定します。大きく異なる被写体や構図はモデルが補う部分が増えるため、自然な動作でつながる画像を選びましょう。
参照画像は開始・終了フレームとは別に、被写体や見た目を伝えるものです。両方式は併用できません。画像から動画でWan 3.0を選び、目的に合う方式を使います。
生成時間と参照素材の長さを計画する
参照動画がなければ2〜30秒を選べます。参照動画を使うと、その長さも30秒の共通上限に含まれます。
| 参照動画の合計時間 | 生成できる最大時間 |
|---|---|
| 参照動画なし | 30秒 |
| 5秒 | 25秒 |
| 10秒 | 20秒 |
| 15秒 | 15秒 |
参照動画は最大5本、合計15秒までです。ファイルを増やしても合計上限は変わりません。参照音声も合計15秒までです。
必要な動きや情報が入っている短い区間を使うと、出力に使える時間が増えます。生成動画を30秒にしたい場合は、テキストや画像など、参照動画を使わない対応入力から始めてください。
縦型は9:16、横型は16:9など、掲載先に合わせます。480pや720pで試し、高解像度版は1080pを選択。音を同時生成するか、別途編集で加えるかも決めます。
商品紹介・解説・SNS動画の作り方
既存の商品資料から紹介動画を作る
商品資料や公開商品ページから利点を一つ選び、使用場面から商品、最後の見せ方へつなぎます。最初は15〜20秒にすると流れを確認しやすくなります。
保持したい商品細部を明記し、結果を確認します。文書より最初の見た目を優先するなら、商品画像とフレーム入力へ切り替えます。ロゴや正確なラベルは別素材として用意しましょう。
プレゼンの一つの考え方を解説する
資料全体ではなく一つの概念を選び、課題、視覚的な説明、要点の順に組み立てます。発表用には横型、モバイル向けには縦型を使い分けます。
細かな図表や数値は特に確認が必要です。正確なグラフは編集で原図を配置し、生成映像は概念を説明する補助に使うと役割を分けられます。
キャンペーンページからSNS動画を考える
ページを背景情報として渡し、冒頭の見せ場、一つの体験や利点、締めの画を指定します。まず10〜15秒の縦型で構成を試しましょう。
「バズる動画にして」ではなく、最初に何を見せ、途中で何が変わるかを決めます。生成後の評価基準も具体的になります。
Wan 3.0と以前のWanモデルの違い
Wan 3.0は制作の出発点を広げています。Alibabaはテキスト・画像・動画・音声に加えて資料とWebページの参照、最大30秒の出力を紹介しています。Wanファミリーには2.7もあり、China AIで利用できるWan 2.6は3.0の直前バージョンではありません。
| China AIでの比較 | Wan 2.6 | Wan 3.0 |
|---|---|---|
| 出力時間 | 5・10・15秒 | 2〜30秒。参照動画との合計制限あり |
| 解像度 | 720p・1080p | 480p・720p・1080p |
| 資料・Webページ参照 | 非対応 | 対応 |
| 開始・終了の構図 | 画像から動画の入力 | 専用の開始・終了フレーム |
すでに短い動画を作る流れが整っていれば、Wan 2.6も選択肢です。資料、Web参照、開始・終了フレーム、長めの出力を重視する場合は3.0を検討できます。
Wan 3.0とSeedance 2.5の使い分け
資料やWebページを使うならWan 3.0、多数の画像・動画・音声を使うならSeedance 2.5が候補です。両方ともChina AIで最大1080pのため、解像度だけでは選び分けられません。
| 出発点・条件 | 候補 |
|---|---|
| PDF・プレゼン・Webページの商品情報 | Wan 3.0 |
| 4秒未満の短い動画 | Wan 3.0 |
| Wanの種類別上限を超える参照素材 | Seedance 2.5 |
| 4Kとショットごとの明確な演出 | Kling 3.0 |
多数の素材の整理はSeedance 2.5ガイド、4KやマルチショットはKling 3.0で確認できます。中国AIモデル比較も参照してください。
Wan 3.0の制限と対処法
最大30秒は常に出力30秒ではありません。 参照動画も共通上限を消費します。送信前に参照か出力を短くします。
資料にも演出の指示が必要です。 長い文書から一つのメッセージを選び、どう映像で展開するか説明します。
音と画面内の文字は確認してください。 Alibabaは音の質感と文字描画の精度を改善中の領域として挙げています。重要なタイトル・数値・ブランド要素は編集で置き換えます。
出力解像度は最大1080pです。 ネイティブ4Kが必要なら対応モデルを使います。長いプロンプトでも解像度設定自体は変わりません。
China AIでWan 3.0を使う手順
Frequently Asked Questions
用途に合うモデルを比較
Seedance 2.5 AI動画生成
China AIのSeedance 2.5で4〜30秒の動画を生成。画像・動画・音声の参照素材を使ったシーン作りや、モデル比較、設定の選び方を紹介します。
Kling 3.0(クリング):4Kとマルチショットの中国AI動画生成
Kuaishou の Kling 3.0 は、マルチショットの AI ディレクターで最大 15 秒の 4K クリップを生成。機能・実際の制限、Kling 2.6 や Veo 3.1 との比較を解説。
中国AI動画生成ツールおすすめ比較:Kling・Seedance・Wan
China AI で使える中国AI動画生成ツールをおすすめ比較 ── Seedance、Kling、Wan ほか。音声・4K・マルチショットで最適なモデルを選びましょう。